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<No.001> 2002年2月4日  奈良県広陵町でひき逃げ事件(第1報)
<No.002> 2002年2月5日  奈良県広陵町でひき逃げ事件(第2報)
<No.003> 2002年2月6日  奈良県広陵町でひき逃げ事件(第3報)


<No.001> 奈良県広陵町でひき逃げ事件(第1報)
2002年2月4日

小学1年生の夢 砕かれた

発生から一ヶ月が過ぎ犯人は…?   事件は、昨年12月13日夕刻に発生した。

発生場所は、奈良県北葛城郡広陵町馬見中4丁目交差点。
6歳保育園児「東本友紀ちゃん」が、トラック?にひき逃げされて死亡した。この事件は、発生後1ヶ月を経過しても未だに未検挙。

現場は、大型スーパーの近くで、年の瀬も押し詰まった夕方であったことから「目撃者も多数いるはず」と思われたが…。
未だに有力な情報は、掴めていない様子である。

友紀ちゃんにとって、楽しみにしていたクリスマスやお正月を目前にしての惨事であった。何より、この春には小学校に入学することになっていたのに…。

犯人の検挙の為には、有力な目撃情報が不可欠。奈良県警でも連日、近くのスーパー前に大型バスを配置し、買物客に必死の聞込み捜査を行っているが… 。
地元自治会でもチラシを配付して協力を呼びかけている。我々も一日も早い犯人逮捕を願ってやまない。

これから探偵としてこの事件をプロファイリングしていく事にした。

この事件に関して、どんな情報でも結構です。御連絡頂ければ、責任を持って当局にお知らせします。

(第2報)へ続く

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<No.002> 奈良県広陵町でひき逃げ事件(第2報)
2002年2月5日

現場は、どんな状況だったのか?
事件は、香芝市と広陵町にまたがるニュータウンを南北に通じる幹線道路の交差点で起こった。

=事故現場=

当日の天候を調べてみた。

12月13日

午後4時の降雨量    0 mm
午後5時の降雨量  1.5 mm

であった。
降雨量1.5mmといえば小雨程度である。

 

この日の日没は、午後4時48分であった。
事件発生は、午後4時50分頃であり、ほぼ日没時間と一致する。天候も小雨であり、付近は薄暗いというより、暗かったのではないだろうか?

現場を調査してみた。

この交差点は、南北2車線と住宅街入口へ通じる道路が交差する交差点で信号が設置されている。

年末の夕方であり、多数の交通量があったと思われる。

北から走って来たトラック(?)は、この交差点を左折しようと交差点に進入する。

このとき友紀ちゃんは、自転車に乗り交差点東側の横断歩道を南から北へ渡っていたようだ。

<被疑車両は交差点を左折>

<友紀ちゃんが渡った横断歩道>

トラック(?)は、交差点の北東角付近で友紀ちゃんの乗った自転車をはねる。

友紀ちゃんは、はねられた勢いで飛ばされたのか?

トラックは、自転車を前輪に引っ掛けたまま東へ逃走。
そのまま、自転車を引きずっていった。

友紀ちゃんは、冷たい路上に横たわっていたという…


自転車は、事故現場から700メートルも離れた場所から発見された。

見る影もなく大破していたという。

その後、トラック(?)は左折しエコールマミ方向に逃走。

<自転車放置現場>

<左折し逃走した道路>

この現場をみて大きな疑問が浮かんだ 。

年末の夕方であり付近には相当の交通量があったはず 。

何故、目撃者がいないのか?必ず目撃者がいるはず 。

ましてやトラック(?)は、自転車を引きずってエコールマミという大型店舗の前の交差点を左折している。


トラックの後ろを走っていた車はなかったのか?

ここには、買物客やエコールマミに出入りする車がたくさん通行していたはず。

トラックは、この大型店舗の搬入口の前をとおり、さらにその向かいにある宅地造成現場の入り口を通過している。

この入口にはガードマンが立っていたはずなのに…

<エコールマミ交差点>

 

(第3報)へ続く

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<No.003> 奈良県広陵町でひき逃げ事件(第3報)
2002年2月6日

友紀ちゃん 安らかに・・・

「この事件の犯人は決して許せない」 新聞の記事を何度読んでも涙が流れる。

友紀ちゃんにとっても御両親にとっても犯人逮捕がせめてもの慰めになるのでは・・・

今の私たちにとって出来る事は、犯人検挙に繋がる情報提供を呼びかけるだけなのか? ・・・探偵の無力さを感じる。

友紀ちゃんの足取りを追ってみた。
友紀ちゃんは、東本家に誕生した長女で一人っ子だった。 事故現場近くの香芝市立真美ヶ丘保育所に通っていた。

この日、友紀ちゃんは午後4時30分頃に迎えに来たお母さんと保育所を出た。 翌日には保育所での「餅つき大会」が予定されていて、友紀ちゃんも楽しみにしていたという。

帰宅後、友紀ちゃんは近くのスーパーに自転車に乗ってお買物に一人で出掛けた。 このとき既に小雨が降っていたという。

友紀ちゃんは4歳の頃から自転車に乗り始め、すでに補助ペダルも外して乗れる位 に上達していた。 友紀ちゃんのお買物は、ご飯にかける「ふりかけ」だったという。

「気をつけて行きや」と声を掛ける母親に 「うん分かってる。行ってくるわ。」と答える友紀ちゃん。
これが母親にかけた最後の言葉となった。

小雨の振る午後4時30分頃、辺りはもう暗闇が…青信号を横断しようとした友紀ちゃん…
トラックが、友紀ちゃんを巻き込むようにはねる!  トラックは、友紀ちゃんの乗っていた自転車を引きずって逃走!

血まみれになって倒れている友紀ちゃんを発見した人が119番へ通報した。

むなしく響き渡る救急車のサイレン。
残された家族の憤り、怒りを犯人は知っているのか。

犯人に告ぐ
「一刻も早く出頭し、自らの罪を悔い改めよ!」

一日も早く、墓前に犯人逮捕のお知らせが出来ます事をお祈りします。

 

<友紀ちゃんの友達の作ったチラシ>

<花が手向けられている事故現場>

 

保育所では、21日にはクリスマス会が予定されていて、友紀ちゃんも松ぼっくりでクリスマスツリーを作り、楽しみにしていた。 友紀ちゃんのクリスマスツリーは事件の前日に完成していた。 きっと、クリスマスプレゼント楽しみにしていたことだろう…

真美ヶ丘の先生は、「友紀ちゃんは性格が穏やかで優しい子」でも、「決めた事はことはやりとげるタイプのしっかり屋さんで、よく冗談を言って友達を笑わせるいい子でした」と言う。

友紀ちゃんは今春には真美ヶ丘西小学校に入学予定だった。
その小学校で行われた体験入学にも元気に参加し、新入生になる日をどれくらい楽しみにしていた事だろう・・・

(第4報)へ続く

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